今回は、画像・写真の中の一部を自然に動かす方法についてご紹介します。
とても簡単なのでPhotoshop初心者の方も安心してください。
しかし、加工の際に使用する『コンテンツに応じたツール』はPhotoshop CC または、CS6でしか対応していないので注意しましょう。
写真の一部をきれいに移動させるイメージと準備
まずは写真の一部をきれいに移動させた時の、完成のイメージと準備するモノについてみていきましょう!
完成イメージ
完成イメージは以下のようになっています。
スケボーをすつ少年のジャンプ力をさらに上げてしまいましょうw
画像を開く
まずは、加工する画像を開きましょう。
『コンテンツに応じた移動』で写真の一部を移動させる
さっそく写真の一部を自然に移動させる方法についてご紹介します。
①『コンテンツに応じた移動ツール』を選ぶ
左のメニューバーの『コンテンツに応じた移動ツール』を選択しましょう。
②動かしたいものをぐるっと囲む
次に写真内の移動対象をドラッグして囲みましょう。
これで選択範囲が作られます。
対象を大まかに囲えばOKです。
③動かしたい位置までドラッグ
次に選択範囲の中心あたりから、動かしたい位置までドラッグしましょう。
④移動した!
選択範囲内の少年がそのままドラッグした位置まで動きました。
少年のジャンプ力が恐ろしいことになりましたねw
⑤完成!これから微調整
ctrl(⌘) + Dで選択範囲を解除しましょう。
これで完了なのですが、拡大すると身体のまわりに白いモヤがかかってしまっていることが分かります。
一応これを直していきましょう。
⑥修復ブラシツールを選択
白いモヤが目立つので、モヤとその外との境界を滑らかにしましょう。
まずは、『修復ブラシ』を選択します。
⑦白いモヤの外側を『alt(option)』を押しながらクリック
まず白いモヤの濃い部分を『alt(option)』を押しながらクリックします。
これでクリックした部分のサンプルが保存されました。
『alt(option)』を離して、白いモヤとの境界線をクリック
次に『alt(option)』を離して、サンプルを撮った部分のすぐ隣の境界の部分をブラシで塗るようにグルグルとドラッグします。
すると、境目が滑らかにになっていきます。
これを境界全体で行いましょう。
この時、サンプルを塗る部分の近くで、小まめにとるようにしましょう。
完了!
上記の微調整を続ければ完了です。
少年のジャンプ力にだいぶ信憑性が出ましたね。
『コンテンツに応じた移動』で写真の一部を複製
さきほど設定のところでも触れましたが、[コンテンツに応じた移動ツール]を使用するときに、オプションバーで適応:[拡張]を選べば、画像の一部を複製することができます。
基本的には[移動]と方法は同じですが、一応イチから説明していきます。
①コンテンツに応じた移動ツールを選ぶ
②モードを『拡張』にする
モードは『拡張』にします。
これによりドラッグすると複製されるようになります。
適応は『中間』にしておけば良いでしょう。
③コピーしたいものをドラッグして囲む
先ほどと同じようにちょっと広めに選択しましょう。
複製したい位置までドラッグ
背景が似ているところにドラッグするときれいに複製されやすくなります。
複製できた!
簡単にできます。
選択範囲をさらにドラッグするともう一つ複製
あまり使うことは無いかもしれませんが、選択範囲をさらにもう一度好きな位置にドラッグすると、そこにもう一つ複製が作られます。
めちゃくちゃ便利です。
Photoshopでおしゃれな画像に加工しよう!
『コンテンツに応じた移動ツール』で画像の一部を移動&複製できます。
移動させたいならオプションバーで『移動』し、複製したいならオプションバーで『拡張』を選びます。
移動先にうまく馴染まなかったら、修復ブラシツールなどで微修正しましょう。