鉛筆で描かれたようなイラストってかっこいいですよね。
何か独特の雰囲気があるし、おしゃれだし…
普通の写真を加工して、鉛筆で描かれたようなイラストにすることはできないのでしょうか?
なんとPhotoshopでできます!
そこで、今回はPhotoshopで鉛筆タッチで描かれたようなイラスト風の写真にする方法についてご紹介します!
完成イメージはこんな感じ!
以下の写真のように本格的なイラスト風に加工します。
この記事の例は女性とワンちゃんの写真ですが、風景や人物単体などでも同じ手順で加工することができます。

写真をイラスト風に加工する手順
まずは使う写真を準備しよう
まずはじめに自分が使う写真を準備しましょう。
そして、次にイラスト風に加工したい画像を開きましょう。
1. レイヤーを複製
まず画面右下のレイヤーパネルで加工する画像のレイヤーを右クリックします。
表示されるメニューの『レイヤーを複製』をクリックすると、レイヤーパネルに全く同じレイヤーが表示されます。
ここからは主にこのコピーレイヤーの方を加工していきます。
2. コピーレイヤーを『覆い焼きカラー』に変更
次にさきほどコピーしたレイヤーの描画モード(画像右上)をクリックして『通常』から『覆い焼きカラー』に変更します。
そうすると、写真が白飛びしたように明るくなります。
3. コピーレイヤーの階調を反転
次に、コピーレイヤーの階調を反転します。
コピーレイヤーをアクティブした(選択した)状態で、キーボードで「Ctrl/Command/⌘+I」を同時に押します。
これで階調が反転されます。
画像はほとんど真っ白になってしまいますが、手順はあっているので安心してください。
4. ぼかし(ガウス)を加える
ここではコピーレイヤーをアクティブにした状態のまま。メニューバーの『フィルター』➡︎『ぼかし』➡︎『ぼかし(ガウス)』をクリックします。
5. ぼかし(ガウス)の設定
ぼかし具合のせいっていウィンドウが開くので、『プレビュー』にチェックを入れて、画像をみながらつまみを右に動かしましょう。
画像によってつまみをどこまで動かすかは変わってくるので、女性の輪郭が下の画像のようにはっきりと見える程度にするのがおすすめです!
6. 『色彩・彩度』で画像をモノクロに
鉛筆のイラストらしくするために、画像をモノクロにします。
レイヤーパネルの下部の『半月のようなアイコン』をクリックし『色彩・彩度』を選択しましょう。
7. 彩度を動かし鉛筆で描かれたイラストに
『色彩・彩度』を選択すると、属性パネルに調整画面が表示されます。
そこで彩度のつまみを1番左までスライドさせましょう。
そうすることで画像が白黒になり、だいぶ鉛筆で描かれたイラストっぽくなります。
8. スマートオブジェクトに変換
次は、本格的な鉛筆イラスト風に加工していきます。
ここからは、コピーレイヤーではなく、元の画像を編集していくので画像をスマートオブジェクトに変換しておきましょう。
スマートオブジェクトに変換するためには、元の画像のレイヤーを右クリック➡︎『スマートオブジェクトに変換』をいクリックします。
スマートオブジェクトのレイヤーのアイコンには紙のようなアイコンが表示されます。
9. 元画像に『油彩』フィルターをかける
スマートオベジェクトにした元画像をアクティブにして、メニューバーの『フィルター』➡︎『油彩』をクリックします。
10. 『油彩』の設定をする
油彩の設定ウィンドウが開くので、画面右側のつまみを調整します。
なかなかバランスが難しい設定なので、こちらの例と同じくらいの位置につまみを動かしましょう。
完了したらOKを押しましょう。
すると、画像がより決め細かで本格的なイラスト風になります。
11. テクスチャライザーで紙っぽくする
より紙に描かれた鉛筆イラスト風にするために、テクスチャライザーというフィルターをかけます。
これにより、少しシワシワの紙に描かれたような雰囲気が加わります。
メニューバーの『フィルター』➡︎『フィルターギャラリー』➡︎『テクスチャライザー』をクリックします。
12. テクスチャライザーの設定
テクスチャライザーの設定画面が開くので、プレビュー画面をみながら紙のシワシワ具合を調整しましょう。
ここでの調整は好みによりますが、下の画像のつまみの位置を参考にしてください!
調整が起きたらOKをクリックします。
完成!紙に描かれた鉛筆タッチのイラストに
紙に描かれた鉛筆タッチのイラストになりました。
ワンちゃんも可愛くて、女性も美しいですね。
いろんな画像を紙に描かれた鉛筆タッチにイラストにすることができるので、是非いろんな写真を試してみましょう!